建物の区分所有等に関する法律に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
１ 管理者は、集会において、毎年2回一定の時期に、その事務に関する報告をしなければならない。
２ 管理者は、規約に特別の定めがあるときは、共用部分を所有することができる。
３ 管理者は、自然人であるか法人であるかを問わないが、区分所有者でなければならない。
４ 各共有者の共用部分の持分は、規約で別段の定めをしない限り、共有者数で等分することとされている。
正解 2
１ × 「毎年2回」ではなく、毎年1回。
２ ○ そのとおり。いわゆる管理所有。共用部分の管理にあたって、普通決議のためにいちいち集会を開かなくてもよいようにする方法。なお、専有部分と共用部分を分離処分できる唯一の例外がこの管理所有にする場合である。
３ × 「区分所有者でなければならない」が誤り。そのような規定はない。たとえば管理会社やマンション管理士が管理者になったりする。。
４ × 「共有者数で等分することとされている」が誤り。共用部分の持分は、規約で別段の定めをしない限り、専有部分の床面積の割合による。なお、この床面積は区分所有法上、壁芯計算ではなく、内法計算である。（もちろん規約で壁芯なり他の定めはできる。）
