遺言に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。
1 自筆証書遺言は、その内容をワープロ等で印字していても、日付と氏名を自書し、押印すれば、有効な遺言となる。
2 疾病によって死亡の危急に迫った者が遺言をする場合には、代理人が2名以上の証人と一緒に公証人役場に行けば、公正証書遺言を有効に作成することができる。
3 未成年であっても、15歳に達した者は、有効に遺言をすることができる。
4 夫婦又は血縁関係がある者は、同一の証書で有効に遺言をすることができる。
正解 3
1 × 「自筆」である。
2 × 危急時遺言と公正証書遺言は別物。
3 ○ そのとおり。「有効に」というのは、法定代理人の同意とかいらないということ。遺言には制限能力者制度の適用はない。
4 × できない、共同遺言の禁止(975)。