試験当日こころがけること
1 テキスト類は持っていかない
会場にテキストを持っていく人は多いですが、百害あって一利なしといっていいです。
うっかりあやふやなところや自信のないところに目がいってしまうと、あわてたり不安になったりと精神状態に悪い影響がでて、取れる点も取れなくなりかねません。
同じ理由で、他の受験生の会話は聞かないこと。また、会場入り口で指導校などが配布しているものも、試験が終わるまでは見たりしないこと。
直前期の学習で述べた「直前暗記シート」だけを持っていき、ひたすらそれだけを詰め込みましょう。
2 試験が始まったら、問題全体をスキャン
すぐに解きたくなる気持ちを押さえて全体をスキャンし、直前に暗記した項目が出題されていないかチェック。あったらラッキーと思いつつ、まずはそれを片付けます。
3 宅建業法から解いていくこと
間違っても1番から(権利関係から)解いていってはいけません。時間がなくなりあせってしまうと後半で自滅してしまいます。
点の取れるところからやっていく。一般的には、宅建業法を最初にやり、法令上の制限、税価格、5問免除はお好みで、最後に権利関係をやりましょう。
4 マークミスを絶対にしない
1行ずれたらおしまいです。細心の注意と確認をしましょう。
5 1問ごとにマークを塗りつぶしたりしない
マークの楕円に縦線を1本引いて印をつけていきます。ちょっと疲れたなと思ったときに休憩がてら、問題用紙との確認、問題番号の確認をしながら塗りつぶしていきます。
6 難問は精神攻撃だと心得る
難問は合否とは関係がありません。気にしたら負け。平成2年のように合格点が26点という年だってあるんです。難しいのが多いなと思ったら、勝負は易しい問題、普通の問題でつくと思って、そちらをしっかりと得点していきましょう。あせらないように。
7 知らない肢は正答肢にしない
まともに勉強してきた人が見たことも聞いたこともないようなことが書かれている肢というのは、可能性はふたつ。まるっきりでっちあげのでたらめ肢か、あるいは重箱の隅のような細かい知識。そんなものをわざわざ正答肢にするでしょうか。いくらそれらしく見えても選んではいけません。
ただし消去法でそれしか選べない場合は別です。たとえば明らかに誤りな肢3つに、正しい重箱の隅というのはありえます。
8 最初に選んだ肢は確信がない限り、他の肢に変えない
ふたつに絞ったけどどっちかなというとき、たいていの場合最初に選んだほうが正解です。後で見直しのときに変えたりすると、まず後悔することになります。