宅地建物取引業者Aが、自ら売主となり、宅地建物取引業者である買主Bと建物の売買契約を締結する場合における次の記述のうち、宅地建物取引業法の規定に違反するものはどれか。
1 AはBと売買契約を締結し、代金の額の10分の3の金額を手付として受領した。
2 Aは、新築分譲マンションについて、建築基準法第6条第1項の建築確認を受ける前にBと売買契約を締結した。
3 Aは自己の所有に属しない建物について、Bと売買契約を締結した。
4 AはBと売買契約を締結する際、瑕疵担保責任を負わない旨の特約をした。
正解 2
本問は業者間取引の場合である。業者間取引で適用がないのは自ら売主制限だけ。
違反しないを○、違反するを×とする。
1 ○ 自ら売主制限の「手付額の制限」は2/10だが、業者間取引なので適用なし。
2 × 契約締結時期の制限は、業者間取引でも適用あり。
3 ○ 自ら売主制限の「自己の所有に属しない物件の契約締結の制限」、業者間取引なので適用なし。
4 ○ 自ら売主制限の「瑕疵担保責任についての特約の制限」、業者間取引なので適用なし。