次の記述のうち、宅地建物取引業法 (以下この問いにおいて 「法」 という。) の規定によれば、正しいものはどれか。
１ 宅地建物取引業者は、その事務所ごとに従業者名簿を備えなければならず、当該名簿を最終の記載をした日から５年間保存しなければならない。
２ 宅地建物取引業者は、従業者を業務に従事させる際に、その従業者であることを証する証明書を携帯させなければならないが、当該証明書を携帯させなかった場合でも、業務停止処分を受けることはない。
３ 宅地建物取引業者は、その事務所ごとに、その業務に関する帳簿を備え、宅地建物取引業に関し取引のあったつど、その年月日、その取引に係る宅地又は建物の所在及び面積その他の事項を記載しなければならない。
４ 宅地建物取引業者は、一団の宅地の分譲を行う案内所において宅地の売買の契約の締結を行わない場合には、その案内所に国土交通省令で定める標識を掲示しなくてもよい。
正解 3
１ × 「５年間」ではなく10年間。『従（じゅう）業者名簿』だから10と憶える。
２ × 業務停止処分を受けることがある。また５０万円以下の罰金に処せられることもある。
３ ○ そのとおり。なお、帳簿の保存期間は、事業年度の末日に閉鎖し、閉鎖後５年間。（履行確保法で、自ら売主の新築住宅については、10年間）
４ × 案内所等に、標識は必ず。宅地建物所在地にだって要るくらいである。
