建築物の構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1 ラーメン構造は、柱とはりを組み合わせた直方体で構成する骨組である。
2 トラス式構造は、細長い部材を三角形に組み合わせた構成の構造である。
3 アーチ式構造は、スポーツ施設のような大空間を構成するには適していない構造である。
4 壁式構造は、柱とはりではなく、壁板により構成する構造である。
正解 3
1 ○ そのとおり。ちなみにラーメンは食べるやつではなくて、ドイツ語で枠とか額縁の意。
2 ○ そのとおり。長方形は横から力を受けるとゆがんで平行四辺形になろうとするが、三角形はゆがみようがない。三角形は強い形。
3 × もっとも不適当。大空間を構成するのに適した構造。ただし水平力には弱いとされる。
4 ○ そのとおり。木造だと2×4(ツーバイフォー)工法が有名。壁という面で支える形式のため地震等に強いとされる。一方、開口部(窓など)を大きく取れない、大空間を作れない、あまり高くできないなどのデメリットもある。