防火地域内において, 地階を除く階数が５（高さ25メートル) 、延べ面積が800平方メートルで共同住宅の用途に供する鉄筋コンクリート造の建築物で、その外壁が耐火構造であるものを建築しようとする場合に関する次の記述のうち、建築基準法の規定によれば、正しいものはどれか。
１ 当該建築物は、防火上有効な構造の防火壁によって有効に区画しなければならない。
２ 当該建築物について確認をする場合は、建築主事は、建築物の工事施工地又は所在地を管轄する消防長又は消防署長へ通知しなければならない。
３ 当該建築物には、安全上支障がない場合を除き、非常用の昇降機を設けなければならない。
４ 当該建築物は、外壁を隣地境界線に接して設けることができる。
正解 4
１ × この建物は必ず耐火建築物（防火地域内において, 地階を除く階数が５だから）である。防火壁で区画割の規定は耐火や準耐火以外の燃え易い建物の延焼を防ぐための規定であり、燃えにくい耐火建築物等には関係がない。
【参照】みいちゃんよいこで耐火建築
２ × 「通知」ではなく、同意を得る。
３ × 非常用の昇降機は、高さ31ｍ超。
４ ○ そのとおり。防火地域・準防火地域内の、外壁が耐火構造の建築物。ちなみにこれは民法の相隣規定（50ｃｍ以上離す）に対する例外規定なので、ちょいちょい出題される
