不動産の仮登記に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1 仮登記の申請は、申請情報と併せて仮登記義務者の承諾を証する情報を提供して、仮登記権利者が単独ですることができる。
2 仮登記の申請は、申請情報と併せて仮登記を命じる処分の決定書正本を提供して、仮登記権利者が単独ですることができる。
3 仮登記の抹消の申請は、申請情報と併せてその仮登記の登記識別情報を提供して、登記上の利害関係人が単独ですることができる。
4 仮登記の抹消の申請は、申請情報と併せて仮登記名義人の承諾書を提供して、登記上の利害関係人が単独ですることができる。
正解 3
1 ○ そのとおり。仮登記義務者の承諾があれば、単独でできる。
2 ○ そのとおり。仮登記を命じる裁判所の処分があれば、単独でできる。
3 × そもそも利害関係人が登記識別情報(要はパスワード)を知っているのは不自然と気がつけばよい。なお、「登記上の利害関係人」を登記名義人と直せば正しい肢となる。
4 ○ そのとおり。仮登記の抹消の申請は、仮登記名義人なら単独申請ができ、登記上の利害関係者も「仮登記名義人の承諾」があれば単独でできる。