宅地造成等規制法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、この問において「都道府県知事」とは、地方自治法に基づく指定都市、中核市及び特例市にあってはその長をいうものとする。
1 宅地造成工事規制区域内において宅地造成に関する工事を行う場合、宅地造成に伴う災害を防止するために行う高さ4mの擁壁の設置に係る工事については、政令で定める資格を有する者の設計によらなければならない。
2 宅地造成工事規制区域内において行われる切土であって、当該切土をする土地の面積が600平方メートルで、かつ、高さ1.5mの崖を生ずることとなるものに関する工事については、都道府県知事の許可が必要である。
3 宅地造成工事規制区域内において行われる盛土であって、当該盛土をする土地の面積が300平方メートルで、かつ、高さ1.5mの崖を生ずることとなるものに関する工事については、都道府県知事の許可が必要である。
4 都道府県知事は、宅地造成工事規制区域内の宅地について、宅地造成に伴う災害の防止のため必要があると認める場合においては、その宅地の所有者、管理者、占有者、造成主又は工事施工者に対し、擁壁の設置等の措置をとることを勧告することができる。
正解 1
1 × 「高さ4mの擁壁の設置」とあるが、有資格者による設計が求められるのは、a.高さ5mを超える擁壁の設置、b.切土又は盛土をする土地の面積が1,500平方メートルを超える土地における排水施設の設置、である。
2 ○ 切土2m超、盛土1m超、切盛土あわせて2m超、切土盛土する土地面積500平方メートル超、で許可が要る。
「にぎりひともり、きりもり2ちょう、500円超えたら知事の許可」
3 ○ 同上
4 ○ そのとおり。頻出。
肢1は細かいが、消去法で解ける問題。