平成29年度 問13

宅建過去問徹底攻略


建物の区分所有等に関する法律に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1 管理者は、少なくとも毎年1回集会を招集しなければならない。

2 区分所有者の5分の1以上で議決権の5分の1以上を有するものは、管理者に対し、会議の目的たる事項を示して、集会の招集を請求することができるが、この定数は規約で減ずることはできない。

3 集会の招集の通知は、区分所有者が管理者に対して通知を受け取る場所をあらかじめ通知した場合には、管理者はその場所にあててすれば足りる。

4 集会は、区分所有者全員の同意があれば、招集の手続を経ないで開くことができる。


 正解 2

1 ○ そのとおり。いわゆるマンションの定期総会。

2 × 「定数は規約で減ずることはできない」ではなく、定数は規約で減ずることができる、である。少数区分所有者が集会召集請求しやすくすることができるようになっている。逆に増やして、やりにくくすることは許されない。

3 ○ そのとおり。たとえば区分所有者がほかの場所に住んでいる場合である。

4 ○ そのとおり。集会を開きやすくするための規定。たとえば数戸しかないような小さなマンションで厳格に召集手続きを要求することを想像してみればわかると思う。

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