不動産の登記に関する次の記述のうち、不動産登記法の規定によれば、誤っているものはどれか。
1 建物の名称があるときは、その名称も当該建物の表示に関する登記の登記事項となる。
2 地上権の設定の登記をする場合において、地上権の存続期間の定めがあるときは、その定めも登記事項となる。
3 賃借権の設定の登記をする場合において、敷金があるときであっても、その旨は登記事項とならない。
4 事業用定期借地権として借地借家法第23条第1項の定めのある賃借権の設定の登記をする場合、その定めも登記事項となる。
正解 3
1 ○ そのとおり。不登法44条1項4号
2 ○ そのとおり。不登法78条3号
3 × 「敷金があるとき」はその旨、は登記事項である。不登法81条4号
4 ○ そのとおり。不登法81条8号
条文どおりとはいえ対応が難しい。テキストなどの登記事項証明書の見本などで、だいたいどのようなことが載っているか押さえておく程度にして、深入りすべきではない。